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(14)漁民物故者合同供養祭

最初の物故者供養祭は、1975(昭和50)年8月19日、明石市民会館において開催された。この時の供養祭は、「漁船海難物故者合同慰霊祭」として、漁船海難物故者を対象として催されている。県下4海区の遺族参列者400名、県知事をはじめ来賓50名、一般参列者500名が、300余柱の御霊に哀悼のまことを捧げ、物故者名簿は高野山遍照光院に奉納された。

漁船海難物故者合同慰霊祭
▲漁船海難物故者合同慰霊祭

その後、業界内部から慰霊塔建立の強い要請があり、同年9月の旧県漁連役員会において建立を決定した。10月には慰霊塔建設協議会が組織され霊地購入も決定し、遍照光院と霊地永代護持契約を締結した。同年11月から慰霊塔の題字を公募し、翌1976(昭和51)年1月の慰霊塔建設協議会において「漁友鎮魂之塔」と決定、あわせて開眼供養祭の開催を決めた。

漁友鎮魂之塔完成
▲漁友鎮魂之塔完成

同年4月30日、漁友鎮魂之塔と海の幸供養塔の開眼供養祭が高野山で執り行われ、あわせて第1回の漁民物故者合同供養祭が開催された。対象者は兵庫県の漁業関係物故者に拡大した。

漁民物故者合同供養祭は、その後毎年開催されている(制作委員会注)。

なお、漁友鎮魂之塔は、1998(平成10)年9月の台風7号、2018(平成30)年8月の台風20号、9月の台風21号によって、周辺の杉の大木が倒れ、石垣の大部分が倒壊する被害を3度にわたって受けている。幸い、慰霊塔本体は無事で、石垣の方は、県下の漁協や関係団体の厚志によって直ちに修復されている。

漁友鎮魂之塔 2度目の台風災害から修復
▲漁友鎮魂之塔 2度目の台風災害から修復

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